【AWS】単一障害点に備える

単一障害点とは

単一障害点(SPOF:Single Point of Failure)とは、故障してしまうとシステム全体が停止するような箇所のこと。 AWSでは、単一障害点を作らないように構え、障害検出・対応を自動化できるサービスが提供されている。

設計キーワード

冗長性

同一機能を複数用意し、一方が故障しても他方を稼働させることで機能させることで得られる可用性のこと。

フェールオーバー

稼働中のシステムに障害が発生した際に、自動的に代替システムに切り替える仕組みのこと。

ロードバランサ

複数のサーバーで構成されている場合に、リクエスト要求の負荷を分散させる仕組みのこと。

データベースレプリケーション

データを複数場所に配置することで、あるDBに障害が発生しても他のDBを使用することができる。

ヘルスチェック

システムなどが正常に稼働しているかを外部から監視・検査すること。

AWSの提供サービス

アベイラビリティゾーン(AZ)

複数のAZに各機能を配置することができる。 あるAZで障害が発生した場合、他のAZで継続稼働させられる。

Auto Scaling

アプリケーションをモニタリングし、容量を自動で調整する仕組み。 Amazon EC2 Auto Scaling ではサーバーの負荷上昇や故障を検知して、自動的にEC2インスタンス数を増減させる。 自動スケーリング対象の管理単位をAuto Scaling グループと呼ぶ。

Elastic Load Balancing(ELB)

AWSが提供する仮想ロードバランシングサービス。 ヘルスチェック機能を持ち、ロードバランシング先にリクエストを送る形で死活監視を行い、正常実行されているターゲットにルーティングする。 複数のAZをまたいだ構築が可能。

Amazon Route 53

ヘルスチェックによるフェールオーバーの実行が可能。

参照

docs.aws.amazon.com

qiita.com

aws.amazon.com